2015年6月16日火曜日

Lubuntuでスクリーンショットを便利に利用する

いつもは「Print Screen」キーを押して取り込んでいたのだが、
/home/ユーザー名
のディレクトリに保存されてしまってちょっと不便。
おまけにメニューとかウィンドウ以外の部分が撮りづらい。
そこで便利に利用できるように調べてみた。


「mtPaint」スクリーンショット撮影と同時に編集する

インストールするとデフォルトで入っていたこつは
Windowsのペイントのように手軽で機能豊富で便利っぽい。
スクリーンショットの機能もあって、メニューのアクションから「Time delayed screenshot」を選択すると、一定時間後に撮影して取り込み、すぐに編集できる。

設定からこのアクションのコマンド
 sleep 10; mtpaint -s &
の数値を編集すれば好きなタイミングで撮影ができるようになる。



openboxの設定をいじる。

通常通りキーボードからのスクリーンショットをカスタマイズするにはここを見る。※1
 /home/ユーザー名/.config/openbox/lubuntu-rc.xml
Leafpadでも見づらいけれど編集可。バックアップはちゃんと作っておこう。
PrintScreenキーが反応しない時はキーボードの配列もチェック!


こいつの編集で他のショートカットも変更できるけれど、
今回編集が必要な部分はデフォルトでこんな感じ。

スクリーン全体の撮影。
    <!-- Launch scrot when Print is pressed -->
    <keybind key="Print">
      <action name="Execute">
        <command>lxsession-default screenshot</command>
      </action>
    </keybind>

アクティブウインドウの撮影。
    <!-- Take a screenshot of the current window with scrot when Alt+Print are pressed -->
    <keybind key="A-Print">
      <action name="Execute">
        <command>lxsession-default screenshot window</command>

<keybind key="A-Print">
は押されるキー。
 Shift→S
 Alt→A
 Ctrl→C
 ウィンドウズのロゴキー→W
が省略されているぐらいで、ほかは周りを見ればなんとなく法則がわかると思う。

<command>lxsession-default〜</command>
ここが今回のキモ。
lxsessionでデフォルトに設定されているアプリケーションに対応させている。※2

この<command>〜</command>の中身部分を変えてやることでカスタマイズできる。
例えば・・・
scrot -e 'mv $f ~/PrintScreen/'
 ユーザーディレクトリのPrintScreenディレクトリ内に保存される。
scrot -u -e 'mv $f /home/ユーザー名/PrintScreen/'
 こちらはウィンドウの撮影。フルパスで指定した場合。

ちなみこちらはダメだった。
 sleep 10; scrot -e 'mv $f ~/PrintScreen/'
端末上で実行すると正常に動くけれど、コマンドタグ内に入れると反応しない。なんで? 


あとは一度ログアウトしてから設定したキーを試してみよう。

※1ドットで始まる隠しファイルの表示切り替えはウィンドウの表示から設定できるが、
キーボードのCtrl+Hが早い。
※2スクリーンショットマネージャーを導入していないので、scrotコマンドが設定されていた。ココらへんは他のディストリビューションでは異なるかもしれないので、コマンドの有無や引数のチェックが必要かも。


参考にしたサイトはこちら。

mtPaintの利用
パソコンユーザのつぶやき
キーや保存先のカスタマイズ
Lubuntu でスクリーンショットを撮る
xfce4-screenshooterの導入
lubuntuでのスクリーンショット
~/.config/openbox/rc.xmlに関する説明。
Help:Bindings

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