2015年6月19日金曜日

パッケージ管理システムの概要

Linuxではソフトウェアを管理するための仕組みとして「パッケージ管理システム」がある。
パッケージとは、使いたいアプリケーションに必要なソフトやライブラリをひとまとめにしたものである。場合によってはそのパッケージを動かすために別のパッケージが必要になることがあり、そういった依存関係を管理してくれるシステムである。

Windowsでは実行ファイルからプログラムのインストールをするだけで済む場合がほとんどなので、最初は少々違和感。というかものすごく面倒に感じた。


私の使っているLubuntuのようなDebian系ではAPT(Advanced Package Tool)ライブラリを利用するが、RPM(アールピーエム、RPM Package Manager)や、Yum(Yellowdog Updater Modified)という別のパッケージ管理システムを利用しているものもある。

それぞれ参照しているデータベース(リポジトリ)が異なったり、複数あったりといろいろ複雑。
そのうち別記事にしたい。


利用したいソフトがシステムツールのパッケージマネージャーやソフトウェアセンターから利用できる場合はこちらが手軽である。
それ以外の方法として、圧縮ファイルの形式で配布されるものを利用したり、端末上からコマンドを入力してインストールすることもできる。

ネット上で見かける形式としては

  • tar.gz  必要に応じて解凍、コンパイルが必要。特定のディレクトリに置く必要があるものも。
  • tar.bz2  同上。
  • bin  バイナリファイル。
  • deb  Debian系。APTと表示されていることもある?
  • rpm    Red Hat系
  • yum   内部でrpmを呼び出してより高度な機能をもたせたもの。

あたりがよく見る気がする。

それぞれの形式を扱うために必要なコマンド等は以下の通り。

  • tar          アーカイブの取り扱い。tarファイルを展開。
  • chmod   アクセス権の変更。バイナリファイルを実行可能にする。
  • dpkg       debファイルの操作。
  • dselect   Debian系のパッケージの操作。dpkgコマンドのフロントエンド
  • apt-get   Debian系のパッケージの操作
  • aptitude Debian系のパッケージの操作。apt-getのフロントエンドでありより強力。
  • rpm         Red Hat系のパッケージの操作
  • apt-rpm  aptのrpm対応版。
  • synaptic deb以外にもrpmに対応したフロントエンドのパッケージマネージャー。

ざっくりと調べてもこれだけある。
うん。ますます複雑だね〜

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